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自動運転・EV・カーIT・ライドシェアをカバーするフリーライターの個人ブログ

ジンバル Osmo Mobile 2 を使ってみてわかったこと

こと動画の品質においては、手ぶれ補正がきちんとされていることが最重要事項であることを痛感したので、ジンバルを導入した。

買ったのは、Osmo Mobile 2。競合のSmooth Q も考えたが、ジンバルと連携するアプリの信頼性が実際の使い勝手に影響すると考え、安心のDJIブランドを選んだ。

Osmo Mobile 2 はスマホ専用のジンバル。マイクロフォーサーズを載せられるものも考えたが、重い&高いので、まずはこれで試してみることに。

仕事に投入し、まる4日間使ってみてわかったことをメモしておく。

電池は1日持たない

新品状態でバッテリーもいい状態なのだが、フルで使うと1日はもたない。それよりもスマホの電池は動画撮影を続けているとあっという間になくなる。必然的にジンバルのUSBから給電しながら撮影することになるが、それが電池の消耗に拍車をかける。

スマホの搭載位置について

iPhoneの場合はLightning端子側がジンバルとくっつく方向でしか載せられない(レンズの場所の関係上)。なので、給電するためのL字型Lightningケーブルを用意した。ケーブルが柔らかく、ジンバルの動作を邪魔しないのでいい感じ。ただちょっとケーブルが長いので、途中でまとめて使った。

そして、スマホの搭載位置は工夫できない&常時給電必須なので、外付けマイクは使えない。Android端末で、ジンバルのアームに干渉しない位置にマイク端子があるものがあればいいが(底面と側面は干渉不可避なので、スマホの頭側にマイク端子があればOK)、ただしそれで重量バランスが取れるかどうかは別問題。

 

コンデジは載らない

いちおう耐荷重200gということで、200g以下のコンデジなら載るかも、と密かにたくらんでいたのだが、載せるのは結構厳しい。重量バランスがスマホと違うので、バランスが取れないのだ。レンズ側に荷重バランスが寄っているので、前後方向でバランスが取れなくてお辞儀してしまうし、レンズが繰り出し式でない固定式のものでも、スマホとは長さが違うで、アーム側に偏って右下がりになってしまう。

かと言ってカメラ用のジンバルはともかく重すぎる。カメラマンとして使うならいいかもしれないが、取材も撮影も、となると無理な重さ。

アクションカム(GoPro的な)はアダプタを付けて載せる

重量バランスがスマホと近似であればいいので、アクションカムをアルミのプレートのようなアダプタに装着して重量バランスを取る方法がある。これを使ってみたところ問題なく動作した。

ただ、アクションカムは広角すぎるので、本来のアクション撮影用ならいいのだろうが、普通の撮影には向かない。広すぎる&ゆがみすぎる。

結構重い

自重500gほどあり、またトップヘビーなので一日持ち歩くと結構疲れる。いちおうジンバル底部の三脚穴を使ってハンドストラップを付けたが、この重さには役不足。結局使わなかった。

持ち運びに困る

使わないときは、電源を切って手で持ち運ぶか、カバンにしまうかするのだが、収まりが悪いのがストレス。肩掛けストラップのようなものが付けられればいいのだが。

電源オンオフに時間がかかる

また、電源のオンオフが結構待たされる&スマホのアプリ起動の手間もあるのでシャッターチャンスを逃したりしがち。1日仕事で運用することを考えると、この手間が意外に大きな問題。電源オンのまま持ち運ぶのは実質困難。電源オンの状態でジンバルをぶら下げて持つと、ジンバルが補正できない角度になるのでジンバルが首を振って暴れだすし、かといって撮影できる状態で保持し続けるのもつらい。

画角がかなり狭くなる

これはジンバルとは関係なくiPhone7の問題だが(8やXは知らない)、動画を撮ると画角がかなり狭くなる。感覚的には32−3mmといった画角。電子手ぶれ補正のためだ。ジンバルで手ぶれ補正しているのでこの機能は不要なのだが、オフにできない。広角レンズが必要。

iPhone7の手ぶれ補正がかなり高性能

逆説的になるが、iPhone7単体の手ぶれ補正がかなりの高性能。iPhone7から光学+電子手ぶれ補正になっているが、ジンバルいらないのでは、と思わせるほど。歩きながら撮っても、ジンバル並みとは言わないが、不快な揺れは排除されて、快適に視聴できるレベル。

色々なストレスを我慢してジンバルを使うより、実はこういうグリップで十分なのではと思い始めている。

まとめ

性能面では本当に言うことがなく、浮遊感あふれる動画がきっちり撮れるのだが、上記のような実運用上の手間と、iPhone単体での手ぶれ補正能力の高さを併せて考えると、今後仕事でジンバルを使うかと言われれば、、使わないだろうな。持ち運びしにくいこと、電源のオンオフがストレスなことが大きい。

演出として浮遊感のある映像を撮りたいとか、一日中ではなく、数時間ちょっと使うという用途であれば使えるけど。